「自己責任なのか」=遺族、悔しさにじませ―イレッサ訴訟
「患者の自己責任ということなのか」―。イレッサの副作用被害をめぐる訴訟で、次女を亡くしたさいたま市の原告近沢昭雄さん(67)は15日、逆転敗訴に悔しさをにじませた。
午後1時15分すぎ、東京高裁前に「不当判決」の垂れ幕が掲げられると、支援者の間には重苦しい雰囲気が広がった。「裁判所は何を考えているのか」。ため息交じりの声も漏れた。
原告と弁護団は午後3時半すぎから記者会見。近沢さんは「判決を聞きながら以前、国立がんセンターの先生が『これからのがん患者は賢くなければ自分の命は守れない』と言っていたのを思い出した」と話し、「情報などに関して患者は平等ではない。私の娘についても、正確な情報を把握できなかったからだと言われている気がした」と目を潤ませた。
一方で「イレッサによる副作用被害は、2005年に裁判を始めてから激減した。私たちにとって大きな成果で、娘も本当によくやったとほめてあげたい」と振り返った。会見が終わると「あした墓参りに行って報告したい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111115-00000108-jij-soci
