暑い。新聞、テレビは連日、猛暑報道に手厚い。8月も北日本を除く地域で太平洋高気圧に覆われて「晴れ、高温となる日」が多くなるといわれている。
「夏は暑ければ暑いほどいい。冬は寒ければ寒いほどいいのです」。常々こういっていた経営者を思いだす。昭和の流通王、価格破壊王であったダイエー創業者の中内功さん。夏、暑ければ人は、衣食住にかかわるところでその対策に動く。そこに消費が発生する。関係する産業や企業が潤い、景気向上のバネになっていく。冷夏なら逆に、海水浴にもいかないなど消費への欲求が減退する。冬の厳しい寒さも同じ論理だ。
中内さんは、はっきりとした四季があることが、日本文化の基底にあり、それが昔から生活にかかわる消費の基礎部分にある、と考えていた。
風が吹けば桶(おけ)屋が儲(もう)かる、ではないが、猛暑が続けば、エアコンや扇風機の電機メーカーの売り上げが上がる。冷茶やビールなどの飲料メーカーも忙しくなり、その容器をつくっているアルミ缶やペットボトルの業界はかき入れ時を迎える。電力会社は電気の使用量が高まるので発電所の稼働率を最大限にする。コンビニでは暑さ対応グッズがよく売れ、海に山にレジャー客が増え、ガソリンスタンドも繁盛する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100728-00000025-san-soci
