全身の粘膜や皮膚、臓器に急性の炎症が起き、失明することもある難病「ベーチェット病」の発症にかかわる遺伝子を、横浜市立大や北大などの研究チームが突き止めた。11日付の科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に発表した。
ベーチェット病は国の指定難病の一つで、国内の患者は約1万5000人とされる。
研究チームは、患者611人と一般の737人のゲノム(全遺伝情報)を解析。過剰な免疫反応を抑える生理活性物質「インターロイキン10」などに関連する4遺伝子で、患者に限って、塩基配列の一つが本来と異なる「SNP(1塩基多型)」と呼ばれる現象が起きる割合が高かった。
SNPは病気のかかりやすさなどの個人差として表れる。北海道大学の大野重昭特任教授は「一般の人にはなんともない細菌感染が、免疫系の遺伝子に変異がある患者には炎症を引き起こしているのではないか」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100720-00000010-maiall-soci
