食物繊維は、体の消化酵素で消化されにくい成分のことを言います。栄養として体に吸収されるものではないので、長期間軽んじられてきましたが、生活習慣病の予防に大きな効果があることがわかり、五大栄養素に続く六番目の栄養素として脚光を浴びるようになりました。
主な働きとしては、
ブドウ糖の吸収速度を緩やかにするので、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ
インシュリンの分泌が無理なく行われ、糖尿病の予防、改善をする
血中コレステロール値を正常にコントロールする
発ガン性物質などの腸管内の有害物質を排出する
便をやわらかくする、腸の働きを活発にする
腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整える
などが挙げられます。
目標摂取量は、1000キロカロリー当たり10gで、一日2000キロカロリー摂る人では、20gになります。
不溶性食物繊維は水に溶けないもので、セルロース、ヘミセルロース不溶性ペクチン、キチンなど。
腸の働きを活発にして有害物質を排出するもの
野菜やキノコに含まれる
水溶性食物繊維で水に溶けるものは、水溶性ペクチン、マンナン、アルギン酸など。
糖代謝やコレステロール濃度の正常化に作用するのは、コンニャク、果物、海藻などに含まれる。
※食物繊維を摂ると、各種の栄養素が吸収されにくくなることがあります。また下痢をおこし、必要なミネラル分まで一緒に排泄されてしまったりすることがあります。食物繊維をたくさん摂るときには、ミネラル、ビタミンなども多めにとるように気をつけましょう。
