■適用にならず、重い治療費
効果も高く、値段も高い薬が続々と登場している。3割負担でも年100万円近い治療費が延々と続くケースもあり、患者からは「続かない」と悲鳴が上がる。公的保険には「お金がないから治療できない」ことを防ぐため、「高額療養費制度」がある。しかし、適用になるか否かで負担に天と地ほども違いが生じている。(佐藤好美)
神奈川県に住む主婦、佐々木初子さん(68)=仮名=は60歳の秋、多発性骨髄腫と診断された。眠れないほど頸椎(けいつい)が痛み、検査の末に大学病院で病名が分かった。
4カ月の入院中に抗がん剤など何種類かの薬を試したが、効かない。結局、当時まだ未承認だった治療薬「サリドマイド」にたどり着いた。
医師から「これが効かなければ、もう治療法はありません」と言われ、覚悟した。だが、飲み始めてすぐに効果が現れた。病気の指標になる数値は桁(けた)単位で下がり、正常に近い値に落ち着いた。
以来、1日1カプセルを服用。骨折しやすく、薬の副作用か、ひざから下にしびれる感じがあり、スリッパなどを履いても感覚がない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100617-00000031-san-soci
