今や、がん治療の側面支援にも使われる漢方薬。しかし、漢方への理解は医師の中でも浸透しておらず、政府の行政刷新会議の事業仕分けでは財務省資料にも上がるほどだ。危ぶまれた保険適用は無事に継続の見通しとなる中、東洋医学、西洋医学の専門家らの間では協力して漢方治療の環境を整えようとの機運が高まっている。(佐藤好美)
◆免疫力回復
東京都内に住む男性会社員(46)は5年前、悪性リンパ腫(しゅ)と診断された。抗がん剤などによる治療法はあるが、再発率は高いタイプ。会社員は抗がん剤治療を受けながら、要所要所で漢方薬も使用した。「今、自分の命があるのは病原を攻撃する西洋医学と、患者の免疫力を上げる東洋医学の双方の力による。特に、抗がん剤投与後の免疫力や体力の回復では、漢方の助けに負うところが大きい」という。
しかし、治療の過程では悩んだ。東洋医学と西洋医学の両方を提供してくれる医師はほとんどいない。この会社員も、がん治療を行う医師からは「漢方の使用を止めはしないが、勧めもしない」と言われた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091223-00000048-san-soci
