脳機能障害のある患者のリハビリ用ゲームソフトを、公立はこだて未来大(函館市)の学生らが作成した。一般のゲームソフトが医療用に転用されたケースはあるが、医療リハビリ専用に開発されたゲームソフトとしては国内初という。21日から地元の介護リハビリ病院の高橋病院に導入される。
作成したのは、同大システム情報科学部の美馬義亮准教授が指導する学生グループ。地域企業などと連携して行うプロジェクト学習の一環として、約半年間かけ完成させた。
ゲームは、「モグラたたき」「絵合わせ」「クイズ(ことわざ)」など6種類。ベッドにタッチパネル式のモニターを設置し、常時リハビリに取り組むことができる。
脳卒中や交通事故などで生じる脳機能障害は、後遺症として認知障害が生じる。特に「半側空間無視」といわれる症状は、自分が意識して見ている空間の片側(右を見ているならば左)を見落としてしまう障害。このため、ゲームは、ほとんどの画面で左右の画像を意識的に入れ替えるなどして、患者らに症状の自覚を促す。
美馬准教授は「ゲームの履歴をデータ化し、治療に生かしていけるのが特徴。高橋病院で実証化を進め、本格的な実用化を目指したい」と話している。
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