◆フィギュアスケート GPファイナル第3日(5日、東京・代々木第一体育館) 女子フリーを行い、前日のショートプログラム(SP)首位に立った安藤美姫(21)=トヨタ自動車=は185・94点で2位となり、初の表彰台に立ってバンクーバー五輪日本代表が内定した。SP2位の金妍兒(キム・ヨナ、19)=韓国=が188・86点で優勝、同5位の鈴木明子(24)=邦和スポーツランド=は174点で3位。
涙をぬぐうようなしぐさで、鈴木は喜びを表した。満員のファンは知っている。摂食障害という病気を乗り越え、この大舞台にやってきたことを。「お客さんの声援や手拍子は全部聞こえました。すごくうれしかった」大きな目を輝かせた。
将来を嘱望され、2002―03シーズンからジュニア強化指定に。だが、時同じく突如、健康を害した。もんもんとしていた04年の世界選手権。優勝した荒川静香をテレビで見た。胸の鼓動が動くのを感じた。荒川のコーチだった長久保裕氏に教わりたいと「居ても立っても居られず」愛知から仙台の東北福祉大へ進学。体力強化、氷上練習と二人三脚でステップアップし、GPファイナル切符をつかんだ。
五輪代表争いの緊張の一戦にも、演技終盤のステップでは「これが五輪への階段だと思って」軽やかに踊った。
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