本格的な冬を迎え、暖房器具が欠かせなくなった。しかし、使用方法を誤ったための思わぬ事故が相次いでいる。エコブームで人気急増の湯たんぽや手軽な使い捨てカイロ、電気毛布などによる低温やけどで重傷を負った例も報告された。製品事故を調査している「製品評価技術基盤機構」(NITE)は「使用方法を守って、取り扱いに注意してほしい」と呼びかけている。(大坪玲央)
低温やけどは、一般的に「心地よい暖かさ」と感じる44度でも3、4時間で生じる。「ちょっと熱い」と感じる50度だとわずか2、3分。痛みはあまり強くないが、皮下組織の深い部分にまで損傷がおよび、NITEは「皮膚移植手術が必要になるほどの重傷になることも多い」と指摘する。
平成17年には、福岡県の50歳代の女性が、電気あんかを使用して寝ていたところ、右足太ももに骨に達するほどの深い損傷を負い、右足を切断する事態になった。女性は糖尿病で感覚が鈍くなっていたこともあり、やけどが進行しているのに気づくのが遅れてしまったという。
ほかにも、三重県では12年に、20歳代の女性が電気毛布の温度目盛りを中程度にして寝ていたところ、ふくらはぎに水ぶくれができ、腹部の皮膚の移植手術を受けたという報告がNITEに寄せられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000611-san-soci
