新型インフルエンザのワクチン接種について、厚生労働省がスケジュールをたびたび変更し、現場の混乱に拍車をかけている。相次ぐ前倒しに都道府県の対応が追いつかず、地域によって接種時期はバラバラ。優先順位はあってない状態で、医療機関には「自分はいつ打てるのか」という相談や予約の電話が殺到している。(蕎麦谷里志)
■電話相談100件
子供の泣き声と鳴りやまない電話、すれ違うのも困難なほど込み合う待合室。仙台市宮城野区の永井小児科医院は、ワクチン接種に訪れた持病のある子供と保護者であふれていた。
「はいいくよ! いち、に、さーん」。優しく声をかけながら手際よく注射を打つ永井幸夫院長らはこの日、1時間で80人の子供にワクチンを打った。
永井院長によると、今月9日に一般向けの接種を始めて以来、毎日100人前後が接種に訪れている。予約や相談の電話は1日100件以上寄せられ、事務職員は電話から離れられない。「国の方針が変わるたびに患者は混乱する。現状を見てもらいたい」と訴える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091122-00000045-san-soci
