塩野義製薬は11月4日、抗インフルエンザウイルス薬「ペラミビル」の承認申請を10月中に厚生労働省に対して行ったと発表した。今年7月中旬にフェーズ3試験の結果が得られてから、約3か月という異例の短期間での承認申請。手代木功社長は記者会見で、「来年3-4月までに50-100万本分は作れるような準備はしなければいけない」と述べるなど、早期の供給に向けて意欲を見せた。
「ペラミビル」は経口薬のタミフルや吸入薬のリレンザとは違い、静脈注射によって投与する。同社の広報担当者によると、タミフル1日2カプセルを5日接種したのと同等の効果を、1回の投与で得ることができる。
同社は、米バイオクリスト社と2007年3月に「ペラミビル」の日本国内での独占的な開発、商業化に関するライセンス契約を締結したと発表していた。
今回の申請は成人への適応に関してのもので、小児への適応については、臨床試験を開始している。
米国では10月23日、米食品医薬品局(FDA)が同剤に対してEmergency Use Authorization(緊急使用の許可)を出して、緊急使用が必要な新型インフルエンザ患者で点滴静注が適切と考えられる場合に限定して投与を認めたが、正式な医薬品としての承認申請では塩野義が世界初となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091104-00000012-cbn-soci
