中国での大気中の二酸化窒素(NO2)濃度が2007?08年に、これまでの最高レベルに達したことが、海洋研究開発機構のデータ分析で分かった。日本の光化学オキシダント濃度への影響も強く示唆され、「越境汚染対策が急務だ」としている。
同機構は、欧米が運用する対流圏大気化学衛星センサーの05?08年のデータを詳しく分析。その結果、中国東部の華北平原を中心とした地域では、年5%のペースで二酸化窒素濃度が上昇。高いところでは、10?15%の上昇率を示した地域もあり、濃度上昇が著しい地域は大都市周辺に限らないことも分かった。
日本では07年5月に長崎、大分、新潟県で光化学オキシダント注意報が初めて発令されるなど、全国的に光化学オキシダント濃度が上昇。一方、原因となる二酸化窒素濃度は国内では横ばいか低下傾向を示した。
また、08年途中から、中国の二酸化窒素濃度がピークの途中で横ばいとなる傾向もみられた。同機構は「北京五輪に向けた大気汚染対策の効果が現れている可能性がある」とみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000025-san-soci
