福島県と茨城県で新型インフルエンザに感染した男児2人が肺炎を発症したり、インフルエンザ脳症を発症したりするなど子供が重症化するケースが相次いでいる。新型の感染者は季節性インフルエンザが減少する夏になっても増加しているが、厚労省は「ウイルスの毒性が強まったわけではない」と冷静な対応を呼びかけている。
11日に肺炎と診断され、翌12日に新型の感染が確認されたのは首都圏から福島県に帰省中だった小学校中学年の男児。現在、意識はあるものの呼吸が不安定な状態といい、人工呼吸器を着けて治療を受けている。茨城県では11日、新型に感染した男児(4)がインフルエンザ脳症を発症。県内の感染症指定医療機関の集中治療室(ICU)で治療を受けている。厚労省によると、男児は意識がない状態が続いており、人工呼吸器を着けて治療を続けているという。
厚労省によると、インフルエンザ脳症や肺炎などの症状は、季節性インフルでも一定の確率で発生している。新型でも茨城県の男児を含め、これまでに5人がインフルエンザ脳症を発症。肺炎の発症者数は統計がないが、人工呼吸器を着けた事案は今回の2人を含め計6例確認されている。
新型は「弱毒性」とされ、多くの人は1週間程度で治る。しかし、インフルエンザは季節性でも毎年1千万人が感染し、1万人が死亡するとされている。多くの人が免疫を持たない新型が本格的に流行すれば、感染者はさらに増えるとみられ、その分、重症患者や死者も増えるとみられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090814-00000043-san-soci
